本学会では、糖尿病に関する眼科・内科の両領域にまたがる研究を推進するために、日本糖尿病眼学会研究奨励賞を立ち上げました。糖尿病という全身疾患に伴う眼病態の身体的・社会的影響を解明し、Quality of Vision、ひいてはQuality of Lifeの維持・改善につなぐための研究成果を、世界に向けて発信することを支援します。アイディアがあっても、他科、他施設である等の理由でコラボレーションの施設が決まっていない場合のマッチングも支援します。
糖尿病における眼科・内科の連携の重要性は今でも変わりません。そのために本学会では、糖尿病眼手帳を作成するなど連携の継続性を重視しています。今回、それに加え、糖尿病がどのようなメカニズムで眼病態を引き起こすのか、また眼の障害や治療は内科的全身管理や社会生活にどのような影響を引き起こすのか、その逆に内科治療・治療薬が眼に及ぼす影響や効果など、多方面からの研究を奨励します。
本奨励賞においては研究アイディアの段階で支援を開始します。そして、その研究が実り、社会に還元できるよう、継続的な支援をします。
学会員はその進捗を聴き、研究への理解を深めながら、さらに新しい研究を進められるよう準備を整えることになります。本学会は、本奨励賞をきっかけに糖尿病眼診療が新しい時代を迎えられるよう努めます。
詳しいお申込み方法は、手帳申込みをご確認ください。