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理事長のご挨拶

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日本糖尿病眼学会について
 理事長 村田 敏規
(信州大学医学部 眼科)

 第三代の日本糖尿病眼学会の理事長を拝命いたしました、信州大学眼科の村田敏規と申します。日本糖尿病眼学会は、糖尿病網膜症をはじめとする糖尿病眼合併症の診療と研究に関して、眼科医、内科医、看護師、視能訓練士、糖尿病療養指導士、そして関連するメディカルスタッフ全員が意⾒交換できる場であり、糖尿病による眼合併症の克服を目指しています。

 理事長はまだ三代目ですが、日本糖尿病眼学会の歴史は長く、1961年、日本臨床眼科学会にグループディスカッション「糖尿病網膜症」が加わったのが始まりです。眼科だけでなく、内科や看護に深く関係する問題も討議されるようになり、徐々に参加者が広がりました。そして1995年3月11日、「糖尿病網膜症臨床研究会」と一緒になり、「日本糖尿病眼学会」は設立されました。初代の堀貞夫理事長が4期16年、2011年からは二代目小椋祐⼀郎理事長が2期8年務められ、不肖わたくしが、2019年1月1日から三代目を務めさせて頂きます。

 従来より掲げられている学会の目標は以下の3点です。

1)内科医と眼科医との共通の理解・協力の上で成り立つ学術的な糖尿病眼合併症の研究、治療の確立
2)医師とメディカルスタッフの連携
3)患者の教育、看護。そして不幸にして失明、あるいはそれに至る患者のケア

 長く失明原因の首位とされてきた糖尿病網膜症ですが、内科的治療法の進歩、眼科における網膜光凝固や硝子体手術等の普及が功を奏して、失明原因として3位まで順位を下げることができました。このよい流れを更に推し進める⼀方、次の目標は、糖尿病黄斑浮腫の克服であると考えます。そのためには、近年急速に開発が進んでいる糖尿病黄斑浮腫に対する薬物療法の、汎用性を高めることが急務です。糖尿病網膜症治療の目標を「失明予防」から「矯正視力1.0の回復・維持を目指す」に変える、我々の理想の実現を目指します。

 日本糖尿病眼学会では、上記目的を達成するために、「学術集会」の開催、「糖尿病眼手帳」の配布、「学術奨励賞“福田賞”」に併せて「メディカルスタッフ奨励賞“堀賞”」の設立等を行っております。多くの皆様にご参加、ご協力を賜ることができましたら、幸いです。何とぞ、よろしくお願い申し上げます。